ナックルボーラー"チョコ"
シーズン成績 2勝13敗 防御率5.06
左腕から繰り出すナックルボールで3球団とアメリカを渡り歩いた鉄腕投手。1988年のドラフト1位でロッテに入団し4度の規定到達を果たすなど先発として活躍。広岡達朗のGM就任もあり95年オフに中日へトレード移籍すると96年は故障がありながらも7勝を挙げる。翌97年も先発として期待されたが、開幕1ヶ月で勝てず5月7日にようやく初勝利。その後も7連敗を喫するなど不安定な投球が続き、シーズンでは2勝13敗の成績に終わってしまった。しかしこのシーズン終盤から回った中継ぎに活路を見出し、翌年からはリリーフとして活躍を見せることになる。
【査定について】
セ・リーグの投球スタイル...前田自身がYouTubeでこの時期のことを語っているがロッテでの力任せの投球(本人曰く「えいや!」の投球)を星野監督に叱責され、コントロールを意識した投球術を身に付け始めた時期だったようだ。後年の抜群のコントロールの投球の完成を目指していることを意識して作成。
ノビE...片岡篤史のチャンネルで大敗したこの年のことを語っているが、コントロールを意識するあまり力が入り腕が振れなくなったことを不振の原因として語っている。
スロースターター 乱調...18先発中13試合で1,2回に失点している他、好投しても突然崩れる癖もあった。明らかに成績も悪いので先発適正×の表現も込めてこの赤特を付与。
対ランナー〇...ランナーがいない状態でのスーパークイックを始めたのは翌年中日に加入した関川の助言によるものだが、この時からランナーがいた方が球威が出ていたようだ。
対ピンチE...規定投球回に到達していないこともありデータがない。翌年以降3年間得点圏被打率が全体被打率より高いのでこの年もEにして良いでしょう。
【ひとこと】
藤沢、西本、涌井に続いてめちゃめちゃ負けた先発4人目。滅多打ちを食らっても1軍で使われ続けたことで中継ぎに目覚めたので、ある意味転換点の年と言えますね。それにしても負けすぎだと思う......。
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