ポスト高木・強打の内野手
シーズン成績 打率.220 6本塁打 19打点
早稲田実業では4番ショートとして活躍し72年のドラフト4位でドラゴンズへ入団。故障がちなこともありレギュラーを奪えずにいたが、名手高木守道の引退に伴いセカンドに挑戦し8年目の80年に初の2桁本塁打を記録。81年はショートの宇野と共に「うのキン*1コンビ」と呼ばれ、規定未到達ながら14本塁打を放った。82年は開幕前の故障で序盤は低迷。ルーキーの上川誠二の台頭を許したものの、持ち前の長打力で出場機会を掴むと大洋22回戦で抑えの斎藤明夫からサヨナラ弾を放つなど勝負強い活躍を見せた。
【査定について】
守備力...高木守道コーチの猛特訓もあり81年頃にはセカンド守備でも安定感を見せた。上川にも負けない守備力でトレード後のロッテ時代には左キラー兼ユーティリティプレイヤーとして活躍。
インコースヒッター...インコースに思い切りバットが出る打撃で長打を放つ。若手時代は外角攻めに苦戦した。
【ひとこと】
改名がとても多く「正樹」「利長」「利行」「利男」(2番目以降は、読みがいずれも「としお」)と様々な名前を名乗った事で有名である。
この年はギリギリ正樹です。
*1:目が大きいことから金魚というあだ名がつけられた