魅惑の縦変化
シーズン成績 0勝0敗 防御率3.95
2014年ドラフトでは支配下選手最後の指名を受けた右腕。大商大時代は近藤大亮に継ぐ抑えや先発として活躍。プロ入団後は4月16日の阪神戦で同期投手の中で最速の一軍デビュー。一軍では10試合、二軍では29試合に登板し遠藤一星とともに初年度から年俸アップを勝ち取った。翌年は一軍登板1試合に留まるも二軍では50試合に登板。2017年も二軍で39試合に登板したが一軍出場機会を得られずこの年限りで戦力外通告を受けた。引退後はスコアラーや二軍サブマネージャーなどの球団スタッフを務める。
【査定について】
フォークへの絶対の自身:フォーク4 アマチュア時代から決め球として使っていたフォークは担当スカウトも「低めに決まれば大学レベルでは手も足も出ない」と語る威力。映像を見てもいい変化をしており、少ない登板数ながら一軍でも空振り率が25.81%と高い。プロでも決め球として通用するように4で作成 。
長身からの縦変化:変化球 持ち球はフォーク、スライダー、チェンジアップ。サイトによっては縦カーブの記述もある。↑の映像の4球目がスライダーかカーブ(解説の鈴木孝政はカーブと言っている。)だと思われるがデータサイトではカーブ投球数は0。正直わからんので両方縦方向にして追加。
ノビF 落ちる球の良さとは対照的に課題となったのが直球の威力。大学3年時にも球威不足が課題として挙げられている。二軍でも31 1/3回で被安打36と被打率が高いことからストレート系の威力を欠いたと判断してFに。
ポーカーフェイス シート打撃時に表情を変えず内角をズバズバ突いた様子が記事になっているが、どっちかと言うと落ちる球で打ち取るタイプでインコースにバンバンいくタイプではなさそう。映像を何個か見て「表情を変えず」の方を採用した方が良いと考えポーカーフェイスを追加。
シュート回転 ドラフト評には「動くストレート」との記述が。初登板の映像では右打席方向に抜ける球が多い。速球の威力に課題を抱えていることも加味して赤特を追加。
調子極端 二軍では全て中継ぎ登板ながら5度の複数失点。二軍で6/21〜7/10に5試合連続失点、一軍でも再昇格後の8/28〜9/19で全4試合で失点を喫するなど安定感を欠いている。アマチュア時代も完封など好投を見せる一方で4年夏の交流戦では5回5失点と打ち込まれるなど、この頃から調子に波があるタイプだと感じた。
抑え適正 アマチュア時代からマウンド度胸を買われ抑えを経験。プロ二軍でも3年間で通算9セーブを挙げた。「どこでも投げれる」感を強めるために適正◎に。
【ひとこと】
この年最後の指名選手ですがチーム同期の投手の中では1年目から一番実績を残したので能力も高めに。引退翌年の中継ぎ陣大崩壊の時期ならこの人にも出番はあっただろうに...やっぱり早く切りすぎだったと思います。
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