2014年オフ、2年連続のBクラスに終わった中日ドラゴンズは当時の落合GMのもと独自のドラフト戦略を展開。一位指名が有力視されていた山崎康晃(現De、当時亜細亜大)の指名を見送り、社会人右腕の野村亮介(三菱日立パワーシステムズ)を単独一位指名。その後も即戦力を重視し高卒選手0名の9人を支配下指名(育成では4人を指名)。レギュラー陣の高齢化が目立っていたチーム事情とはいえ、この大胆な方針にはドラフト批評家からも酷評の声が上がるなど賛否両論の声が上がった。
結果的に背番号20番を与えられたドラフト1位の野村亮介は1年目のみの3登板でわずか3年で戦力外。ドラフト2位の浜田智博も育成落ちを経て2020年限りで戦力外と結果を残せず「即戦力外ドラフト」と評されるようになってしまった。そして9年を経た2024年現在、指名選手のうち球団に残ったのは加藤匠馬捕手ただ一人の厳しい結果となっている。
しかし、このドラフト全てが失敗だったわけではない。上述の加藤に加えレギュラー、サブとして1年目から活躍したドラフト7位の遠藤一星、代打要員として与田ドラゴンズを支えた6位の井領雅貴、二軍で首位打者・出塁率の二冠を獲得した4位の石川駿などプロの世界で爪痕を残した選手も輩出している。
結果を残せなかった選手は当時の公式査定でも弱く作成されがちだが、今回はその選手がもっていた実力をしっかりと重視した査定を行っていく。
というわけでパワプロ2022での最後のキャンペーンになると思いますがよろしくお願いします。
〇1位 野村亮介 投手 右右
静清-三菱日立パワーシステムズ横浜
〇2位 浜田智博 投手 左左
宮崎工-九産大
〇3位 友永翔太 外野手 右左
東海大相模-国際武道大-日本通運
〇5位 加藤匠馬 捕手 右右
三重-青学大
〇6位 井領雅貴 外野手 右左
桐蔭学園-JX-ENEOS
〇8位 山本雅士 投手 右左
安芸南-四国IL・徳島
〇9位 金子丈 投手 右右
大阪学院大高-大商大
〇育成1位 佐藤雄偉知 投手 右右
東海大相模 入団拒否
〇育成2位 石垣幸大 投手 右右
いなべ総合高
〇育成3位 藤吉優 捕手 右左
秀岳舘
〇育成4位 近藤弘基 外野手 右右
享栄高-名城大