「いちろくご」で二冠奪取
シーズン成績 打率.290 34本 102打点
ご存知天才大打者。89年にリーグ2位の32本塁打、95打点を挙げオフには「1・6・5」の発言で知られる1億6千5百万円で契約を更改。迎えた90年もタイトル争いを繰り広げていたが、前年本塁打王のパリッシュが途中退団したこともあり34本塁打、102打点で2冠に輝く。一方で8月に打撃不振に陥ったことにより打率は3割を切ってしまい規定リーグ13位の成績に終わった。オールスターゲームでは快進撃を続けていたルーキー野茂英雄から本塁打を放つなど大打者っぷりも見せ、オフには日本人選手として初の年俸調停を行うなど最後まで野球界を騒がせた。
【査定について】
チャンスB 得点圏打率.330 特にランナーを3塁に置いた場面では.426と流石の勝負強さを発揮
対左E 対右打率.294 対左打率.275
広角打法 インコースヒッター 落合再現必須セット 本塁打方向もレフトから15-6-13とまさに広角打法
不動の4番の証:威圧感 3割を切ってしまった年度だったが、打順が固定されないチームの中でも一年間4番に座り続け自身3度目の100四球を達成。月間打率.176と絶不調だった8月も四死球はチームトップの21としっかり選んでいる。
3割を切った原因?:粘り打ち・窮地無し 追い込まれてからの打率も高く三振数が少ない長距離打者だが、この年は2ストライク後打率が.231と落合にしては低め(それでも9本塁打を放っているが...)で三振数も自己最多タイの87個。ファウルフライ数もリーグトップの20と粘り強さに欠けたのが3割に届かなかった原因と考え、追い込まれてから強くなる特能は付けず。
【ひとこと】
中日時代のキャリアハイは前年の89年か翌91年になるとは思いますが、立浪やバンスロー、宇野ら役者揃いの強竜打線で4番を張り続けた90年を作成。個人的にはこの年ぐらいの打撃フォームが1番好きです。
本記事が年内最終更新となります。一年間ありがとうございました!
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