蘇る精密機械
シーズン成績 6勝7敗 防御率3.08
正確無比なコントロールを持つ竜のエース。2013年にトミージョン手術を受け2015年に708日ぶりの勝利を挙げるも、その後右肘違和感から再度手術を行いシーズンを終えた。2016年は開幕には出遅れたものの4月9日の初先発で7回無失点の好投。100球前後という制約があり規定投球回には達しなかったものの、1年間ローテーションを守り続けチームトップの131.1回、チーム2位タイの6勝を挙げた。
【査定について】
スライダー...投球割合は約4割と全球種中最も多く、三振も半数近くをスライダーで奪っている。吉見の変化球構成は十字で3ずつのイメージが強いので3にしようか迷ったが、この年の週刊ベースボール(2016年10月10日号)のコラムで立浪和義も吉見のスライダーが後半戦良くなったと評価しているので今回は4で作成。
ノビE...デフォルトでは一発が付いていたが失投が多いわけではなく、球威の衰えから少しでもコースを間違えると飛ばされていた印象。と言っても軽い球をつけるほど打たれているわけでは無いので、ストレートの投球割合(30.9%)、空振り率(4%)共に低く被打率.308という数字を考慮してノビをEに。
対左F...対右打者被打率.231 対左被打率.309
低め〇...全盛期からアウトロー中心に攻めるタイプでこの年も外角低めへの投球割合が全コース中最多の3割を超えている。
打球反応...ピッチャー返しへの反応は上手かったぞ。
負け運...援護率2.15 この年規定到達者の中で援護率最低の菅野でも2.88なのでそれよりも低い。
【ひとこと】
援護がなく球数にも制限がある中でしっかりと6勝するのはさすが。普通に援護があれば2桁勝利も狙えてたんじゃないでしょうか。
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