獅子のエース 復活の2桁勝利
シーズン成績 11勝7敗 防御率2.57
最多勝2度、最多奪三振2度、沢村賞にも輝いた西武一筋の大エース。2007年に初めてシーズンを負け越しを経験すると、翌年から3年連続で防御率5点台と不調に苦しむ。2011年も前半戦は負け越していたものの8月以降は7勝1敗、防御率2.00と復調。この年から導入された統一球も追い風となり、8月28日には自身の先発登板無完投記録をストップさせるなどCS進出の大きな原動力となった。CS1stステージでは第2戦に登板し7回1失点の好投。石井一久とのベテランリレーでポストシーズン初勝利も手にした。
【査定について】
フライボールピッチャー...元々被本塁打が多い投手だが、この年は統一球効果で被本塁打が激減。一発は付けられないが本塁打が増えそうな査定にしたい...ということで指標のGO/AO*1に着目。この年は0.71、翌2012年も0.62と統一球時代の西口はフライを打たせる投球をしていることがわかる。
寸前...西口
【ひとこと】
この年の西武といえばやはり中村剛也の本塁打数と西口の復活が印象に残りますね。CS進出をかけた最終戦での好投は痺れました。
*1:ゴロアウトとフライアウトの比率。数字が小さいほどフライが多い。